フィリピン(マニラ)で妊娠したらどうする?

妊娠

駐在妻をしながらニートをしている、駐妻ニートです。ただでさえ不安な妊娠を海外でなんて考えたこともなかったけど意外と多いのも現実です。

では、妊娠したらどうしたら良いのか?自身の経験も含めてまずは妊娠初期にすべきことをまとめます。(※多数の駐在員が住むMakatiとBGC内での情報が中心となります。)

  1. 病院診察を受ける
  2. 診察内容について
  3. 母子手帳について
  4. できることをできるだけ、無理せずに過ごす

病院で診察を受ける

「妊娠したかも?」と思ったらまずは妊娠検査薬を用いて自分で検査をしますよね。妊娠検査薬はフィリピンのドラッグストアで購入できます。私の場合はWatsonで購入しました。

様々種類はありますが、Early Pregnancy Testといった記載のあるものは200ペソほどで、Watsonのプライベートブランドのようなものは99ペソでしたので、お好みでどうぞ。結果や使い勝手はほぼ変わりないと思います。

いざ、検査薬で陽性反応が出たら、日本と同じく産婦人科へ行きましょう。マニラに在住の日本人が、産婦人科を受診する場合は以下の3つの病院を選ばれることが多いです。

  • 日本人会診療所(Makati)
  • Makati Medical Center(Makati)
  • St. Luke’s Medical Center(BGC)

私の場合は日本人会診療所での検診を選択しました。

理由は2つあります。

1つ目は知り合いがフィリピンで妊娠した際、まずは日本人会診療所を利用したこと。

2つ目は日本人のスタッフがいるということ。

1つ目の理由として、「まずは日本人会診療所を利用した」と記載しましたが、日本人会診療所では分娩ができないので、いずれかはMakatiかBGCの総合病院であるMMCかSt.Lukesに行くことになるためこのような記載としています。こちらについては詳しくはまた今度。

また、日本人のスタッフも常駐しているのでわからないことがあれば質問しやすい環境だと思います。

産婦人科の先生は女性で、片言の日本語をお話しすることができます。妊娠関連の専門用語については日本語で話してくれるので、比較的安心かと思います。とはいえ、全てが日本語ではないので心構えは必要です。英語に自信がない方は事前に質問したいことをメモしておくと良いかも‥‥‥ただ、初診の際に先生が電話番号を教えてくださいますので、チャットアプリのViberを使った質問も可能です。会話での意思疎通が心配な方はチャットで質問をしてみると理解もできて安心できますのでおすすめです。

日本人会診療所へ行かれる方は、産婦人科の診察が火曜日と木曜日であることをお忘れなきよう。また、診察の予約が埋まっていることもあるので、初診の方も事前に電話予約をするようにしてください。電話をするとフィリピン人の方に通じることもありますが、「日本語を話せる方はいますか?」といった質問を英語ですると、日本人のスタッフに代わっていただけます。

英語での意思疎通に問題ない方や、日本語のアシスタンスサービスを利用される方は、MMCやSt.Lukesでの診察でも問題ないかもしれませんね。やはり施設の充実度は日本人会診療所よりは高いと思いますし、健診から出産まで一気通貫しているところは魅力ですね。

診察内容について

妊婦健診については、初回は尿検査・血圧測定・体重測定・経膣エコーを行いました。複数回行きますと、HIVの検査なども行うため血液を採取されます。血液を採取するときはなんとなく日本の施設よりも心許ない気もしますが、痛くなったり腫れたことは未だにありませんので、ご安心ください。経膣エコーも違和感はありますが、痛みはあまり感じませんでした。

また、妊娠10週頃に子宮頸がんの検査なども今後行っていくということから、妊婦の状態を記録していくため母子手帳をもらうように先生から勧められます。母子手帳は日本大使館でもらえますので、次の見出しで詳しく記載します。

この同時期に産婦人科の先生からNIPT(出生前診断)の案内があります。妊娠11周目以降での受診を勧められました。妊娠18周くらいまでに受けるのが一般的なようです。

案内されたNIPTは3種類のコースがあり、一番安価なもので日本円で56,000円程度です。日本で受けると200,000円ほどで保険適用外となるのでかなり安く受けられます。各々の事情を鑑みながらコースは選べますが、心配な方は先生に相談してみると良いかもしれません。

母子手帳について

先ほど妊娠10周頃に産婦人科の先生から母子手帳をもらうよう促された旨を記載しました。

どこでもらえるの?と聞くと「Japanese Embassy」と回答がありました。念のため日本大使館のHPを確認して、母子手帳の配布を行っているかを確認したところ、外務省のHPに移行し、令和6年1月更新で大使館における母子健康手帳の配布は取りやめ、PDF配布となった旨の記載がありました。PDFを確認すると百数十ページにわたる冊子になるとわかり、これを印刷して持ち歩くのもなあ‥‥‥と感じたのと、あの冊子が欲しいという個人的な欲望で念のため大使館に問い合わせてみました。

電話が繋がりにくかったので、メールで質問を送りましたが30分ほどで返信がありました。やはり実質母子健康手帳はPDFでの配布となっているが、余剰分があるため配布を行っているとのことでした。フィリピンで出産を考えている日本人の方がどのくらいいて、母子手帳の余剰分がどのくらいあるのかは不明なので、事前に問い合わせすることをおすすめします。大使館の方とは、日本語でのやり取りが可能です。

できることをできるだけ、無理せずに過ごす

とても過ごしやすいフィリピンでも、妊婦となると勝手が違ってくるなと考えている今日この頃です。

やはりつわりは辛く、ネガティブになる日々を送っています。食べられそうなものもすぐには手に入らない状況、日本だったら美味しいお惣菜が揃ったコンビニがあるのにとか、甘すぎないアイスが食べたいとかないものねだりの日々です。気づけば1日の半分くらいの時間は寝ている自分に驚き、全てにやる気が出ず、少し歩けば疲れてしまう自分に困惑したりもします。日本食スーパーに車で行っては気持ち悪くなり、これはいけそうと思った食べ物もあまり美味しく感じなかったり、昨日まで食べられたものも、あまり好まなくなったり‥‥。今までに経験したことのないしんどさと戦っています。

ただ、無理は禁物ですので、できることをできるだけやっていきましょうという気持ちで生きています。つわりも12週頃には落ち着く方が多いみたいですね。人それぞれではあると思うのですが、無理せずに妊婦生活を過ごしましょう。

色々簡単にまとめてみましたが、私自身が初めての妊娠かつ進行形です。今後行った健診内容などアップデートして、フィリピンで出産を考えている妊婦さんの一助となれたらと考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました