フィリピン(マニラ)で駐在妻をしている駐妻ニートです。
以前のブログでも記載していますが、私は現在妊娠中です。
自分の体に問題がなければ、出産はフィリピンで行う予定です。
日本人会の診療所の産婦人科に通う中で、NIPTの案内をいただき先日検査を受けてまいりました。
日本人会の診療所では『CordLife』社のNIPTを紹介されました。
NIPTの予約方法や必要書類等、海外生活での心配事が多い中、皆様に有益な情報をお伝えできれば幸いです。
NIPT(出生前診断)とは
胎児の先天性疾患(染色体異常など)を検査するものです。
血液や羊水を母体から採取し、検査をします。
上記以外でも胎児の性別も99%の確率で診断することが可能なものです。
どこで受けられるのか?
私の場合は自宅で受けました。
NIPTを提供している企業によって受けられる場所は異なります。
知り合いの方のお話では、総合病院で受診したというお話も聞いております。
当方、フィリピンの日本人会の診療所に通っており、そこの担当医からNIPTの打診があり、かつ紹介していただいた機関での受診を決めました。
(NIPTはすべからく全ての妊婦に案内しているようでした。)
紹介していただいのは、『CordLife』社という機関でした。
CordLife社では母体の安全が第一優先ということで、自宅での検査になるということでした。
自宅での検査では不安という方もおられるのではないかと思います。
ですが、事前に準備するべきものは採血の際に肘に置くためのタオルくらいなので、リラックスして待っていただいても問題ないかと思います。
私の場合はダイニングテーブルで採血を行ったので、事前にアルコール消毒をするなど清潔な状態にしておくと、より安心かもしれません。
余談ですが、私の採血を担当してくださったCordLife社の瀉血医は日本人の患者がたくさんいる旨、お話ししていましたし、同じコンド内にたくさん患者がいるともおっしゃっていました。
多くの日本人を担当しているということもあり、わかりやすい英語でお話ししてくれた点も個人的には好印象でした。
予約方法
私の場合は、産婦人科の先生を経由し、Cord Life社の担当の方に連絡をしていただきました。
担当の方からまず希望日を尋ねられたため、答えたのち日程調整をして連絡すると言われました。
連絡手段はViberです。
産婦人科の先生からいただけるパンフレットに問い合わせ番号があるので、電話かチャットでやり取りすることが可能です。
担当者からの日程調整が完了すると、Viber経由で日程の確認と必要事項の返信をお願いする旨のテキストが届きました。
必要事項は以下のとおりです。
Prefered date of NIPT home service | NIPT在宅サービスの希望日 |
Full name | フルネーム |
Complete address | 住所 |
Birthday | 誕生日 |
Contact No | 電話番号 |
OB Doctor | 産婦人科医 |
Hospital | 病院名 |
Weeks of Pregnancy | 妊娠週数 |
Est. Delivery Date | 出生予定日 |
メールアドレス | |
Height | 身長 |
Weight | 体重 |
Medicines currently taking | 服用中の薬 |
NIPT Panel | 希望するNIPTのコース |
Mode of Payment | 支払い方法 |
Single or Twin pregnancy | 単胎か多胎か |
これらの回答と本人確認書類として、パスポート等の写真を併せて担当者にメッセージにて送付します。
これらの情報とすり合わせ、日程確定の連絡が後日届きます。
日程確定の連絡は、こちらの必要事項を送った日中に来たのでフィリピンでは珍しく、大変迅速な対応をしていただけました。
日程が確定したら、検査予定日を自宅で待つだけなので移動の心配もありません。
また、CordLife社の担当者から産婦人科医からの処方箋はあるか?と尋ねられたため、事前に産婦人科の先生にはその旨、お話しした方が良いかと思います。
ただ、私の場合は処方箋をもらっておらずどうしたら良いかをCordLife社の担当者に尋ねたところ、産婦人科の先生に直接連絡して確認を取るとのことだったので、大きな問題はありませんでした。
上記のように、妊婦にとって負担のない形を取ってくださる点が大変ありがたかったです。
プラン内容・費用
CordLife社でのNIPTの診断の種類は3つありました。
一番安価なプランで21,500ペソ、日本円で約56,000円ほどでしょうか。
私は妊娠し、自分がNIPTを受けるまで知らなかったのですが、日本では同様の検査で約20万円ほどかかるということを知り、驚きました。
日本でもフィリピンでも保険適用ではないので、自費診療になりますがこの金額差はフィリピンで検査を受けるメリットの一つかなと感じました。
(医療体制や安心感、言葉の壁を考えるとフィリピンでの出産の方がいいということにはなりませんが…)
プラン内容の説明はまず産婦人科医からいただけました。
わからない英語もありつつでしたが、親族間で染色体異常の方がいない場合は画像一番左のLiteプランで事足りるということでした。
ただし、これらの検査を経て異常なしと診断された場合でも、100%の保証があるというものではないということでしたので、その点は理解されてか 受けることをおすすめします。
検査の流れ
前述したように、検査当日は瀉血医が自宅まで訪ねてきてくれますので、受けられる方はお家で待つだけになります。
Liteプランでは採血での検査になります。(その他のプランですと、羊水での検査になると思いますので、勝手が違ってくるかもしれません。)
担当者が来たら、まずは同意書にサインを書きます。
NIPTのプランや受診者の本人確認等を行った後、担当者が採血の準備をします。
採血は私の場合は、ダイニングテーブルにて行いました。
採血は1〜2分くらいで終わったかと思います。
体調が悪くなってしまう妊婦さんもおられるようなので、当日体調が悪い場合は無理せずに申告されることをおすすめします。
ちなみに私は全く問題ありませんでした。
採血が終わった後は10分くらいは安静にして、テープを押さえておいてねといった感じでした。
採血管に自分の名前を記入してもらった後は、写真撮っておいてということで、自分の血の写真を撮らされました。(エビデンスになるからなのかな?よくわからなかったですが、その後写真の出番は特になしです…)
採血の流れが終わった後は支払いになります。
支払い方法はいくつかあり、事前にどの方法での支払いを希望するか訪ねられます。
私の場合は現金で支払いましたが、銀行送金やクレジットカードの支払いもできるとのことでした。
フィリピンではキャッシュレス対応をしていないところが多くある中なので、クレジットカードが使用できることは大変ありがたいと思いました。
検査後の流れ
検査結果は約2週間で、必要事項として記入したメールアドレス宛にPDFファイルが届きます。
3ページほどにわたるPDFになります。
結果は産婦人科医にも連携されますので、こちらから特段結果の報告等をする必要もありません。
ちなみにフィリピンにはまだNIPTの検査をする施設がないそうで、採血された血は韓国に送られ検査されるとのことでした。
にもかかわらず、私の場合は2週間経たずに結果も届いたのでCordLife社の対応には個人的にとても満足のいくものでした。
さいごに
今回はフィリピンでのNIPT体験をレポしました。
海外での妊娠・出産には不安がつきもの、そのような中でも信頼できる医師の紹介であれば安心して検査を受けることができるのだなと身をもって感じました。
また、今回私はNIPTについてのたくさんの質問は担当医に投げかけました。
不安が多い中、自分の体を預けることは誰しもが憚られることだと思います。
英語が苦手な方でも、Viberで連絡を取ることができるのであれば、積極的に質問を投げてみることをおすすめします。
正しい情報を得ることは、自分の安心に繋がります。
日本にいても不安な妊娠期間、当方のブログが妊婦さんの一助となっていれば嬉しいです。
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